【鳶職】なぜニッカポッカを履くのか?【暑くない?】
どうも、30代サラリーマンです。
私は通勤に電車を利用しているのですが、たまに鳶職と思われる方が乗車されます。
なぜ「鳶職」と分かるのかと言いますと、いわゆるニッカポッカを履かれているからです。
電車の中は涼しいですが、真夏の炎天下の中、あのズボンは暑くないのかなーといつも疑問に思っていました。
なぜ鳶職の方は「ニッカポッカ」を履くのか。
果たして暑くないのか。
鳶職とは
そもそも鳶職とはどういった仕事をされる方のことを指すのかといいますと、
基本的には、土木・建築関係の高い足場の上で組み立てなどをする職人さんのことを言います。
なぜ「鳶」という鳥の名前が付いているのかというと、棟上の時に、梁から梁へと文字通り飛んでいたので、「鳶」と呼ばれるようになったそうです。
ニッカポッカを履く理由
なぜ、あの独特な形のズボンを履いているのでしょうか?
■風の強弱の判断
ニッカポッカはご存知の通り、裾と股下がダボっとしております。
このダボっとしている部分で、風を受けて風の強さや向きを感じ取る職人さんもいるようです。
■高所作業での怪我防止
鳶職は高所での足場作業です。
足場を歩いていて、建築部材が通路に飛び出している場合があります。
その際に、このダボっとした部分が先に当たって足を引っ掛ける前に危険を察知できるということです。
■動きやすい
高所で足場の狭い作業が多いので、あまりピッタリしたズボンは動きにくいです。
ニッカポッカだと、サイズ感に余裕があるので足にまとわりつかず、動きやすくなっています。
ニッカポッカは暑くないのか
では、本題です。
真夏の炎天下であんなズボンを履いていて果たして暑くはないのかー。
結論から言いますと、涼しくはないでしょうw
ただ、肌を露出して直接太陽が当たるより、衣類で肌を隠す方が涼しく、熱中症になりにくかったりします。
そして鳶職という仕事にピッタリなニッカポッカ。
決してニッカポッカを履けば涼しくなる訳ではありむせんが、少しでも暑さを和らげ、安全を考慮して履いているのです。
炎天下の中の作業、本当に頭が下がりますね。