危険物の指定数量
どうも、30代サラリーマンです。
前回は、危険物の種類等について勉強しました。
次に、危険物の「指定数量」についてやっていきましょう。
ちなみに私自身も、勉強しながらこの文章を書いていますので、
もし、間違っている箇所等あれば指摘していただければ幸いです。
では、はじめましょう。
~指定数量~
指定数量とはいったいなんのことなのか??
指定数量とは、危険物の危険度によって、政令で定められた数量のことです。
わかりやすく言うと、危険物に対して、これ以上扱うなら危険やから、
ちゃんとした施設で取り扱ってや~の基準になる数字です(笑
ですので、指定数量が小さい⇒危険度が高い
指定数量が大きい⇒危険度が低い
という反比例のような関係になっています。
では、前回覚えた第4類危険物の指定数量を見ていきましょう。
~各品目の指定数量~
①特殊引火物 50㍑
②第1石油類 非水溶性 200㍑
水溶性 400㍑
③アルコール類 400㍑
④第2石油類 非水溶性 1000㍑
水溶性 2000㍑
⑤第3石油類 非水溶性 2000㍑
水溶性 4000㍑
⑥第4石油類 6000㍑
⑦動植物油類 10000㍑
となっています。
この数字は、この後に出てくる「倍数」の計算に必要ですので、
覚えなければなりません。
覚え方(私なりの)なのですが、まず、水溶性は置いておくこと。
そして、各数字の先頭の数字(5241261)覚えます。
上記の表でわかると思いますが、上から順に数字は増えていってます。
ですので、縦に5241261を書いて、
5に0を書く。
その下の2には、50より大きくなるように0を書く(200)
その下の4には、200より大きくなるように0を書く(400)
というように、上の数字より大きくなるように0を書いていきます。
すると、表が完成します。
先ほど置いておいた、水溶性については、
各非水溶性の数字を倍にするだけです。
これで、上記の表は覚えましょう。
(私もこれから覚えます。)
これを頭に入れて、次に進みます。
~指定数量の倍数の算定~
なんか難しい言葉が出てきましたが、深く考える必要はありません。
取り扱う危険物が、消防法の規制を受ける量なのかの計算方法です。
計算自体は非常に簡単なものです。
例えば、Aという危険物とBという危険物を貯蔵するとします。
その場合の倍数の算定は、
(Aの貯蔵量÷Aの指定数量)+(Bの貯蔵量÷Bの指定数量)=倍数
になります。
貯蔵、取扱の場合は、この倍数というものが、「1」を超えると消防法の規制を受けます。
また、1未満の場合は、市町村条例による規制になります。
運搬については、指定数量に関係なく、消防法等の規制を受けます。
では実際に数字を入れて計算してみましょう。
上記のAをガソリンとし、150㍑貯蔵します。
Bを重油とし、1000㍑貯蔵します。
すると計算式は、
(150÷200)+(1000÷2000)
=0.75+0.5
=1.25
となります。
倍数が「1」を超えていますので、消防法の規制対象になります。
このような計算問題は、試験に出やすいみたいなので、覚えておきましょう。
この計算は凄くややこしい訳ではないので、
式と各指定数量と品名をしっかり覚えていれば解けます。
次回は、危険物施設の区分についてやっていきましょう!!