保安距離、保有空地
どうも、30代サラリーマンです。
平日は仕事があるので、土日にしっかり頭に詰め込んでいきたいと思います。
それでは始めましょう!
~保安距離~
保安距離とは。
・製造所等の付近の住宅、学校、病院等の保安対象物に対し、
製造所等で起こった火災、爆発等の災害が影響を及ぼさないよう、
延焼防止、避難等のために確保する一定の距離のことです。
(1)保安距離の必要な施設(5つ)
①製造所
②屋内貯蔵所
③屋外タンク貯蔵所
④屋外貯蔵所
⑤一般取扱所
の5つとなっています。
ここで1つ覚えておきたいのは、
※タンク貯蔵所で必要なのは屋外のみ
という点です。
(2)必要な距離
保安距離は、対象物によって必要な距離が決まっています。
①特別高圧架空電線(7,000V超~35,000V以下) 3m以上
②特別高圧架空電線(35,000V超) 5m以上
③住居 10m以上
④高圧ガス施設 20m以上
⑤学校、病院等 30m以上
⑥重要文化財 50m以上
となっております。
~保有空地~
次に保有空地です。
保有空地とは、消火活動等をする為に、製造所等の周囲に確保する空地のことです。
(1)保有空地の必要な施設
保有空地の必要な施設は、前述の保安距離の必要な施設(5つ)
プラス、
⑥簡易タンク貯蔵所(屋外にあるもの)
⑦移送取扱所(地上にあるもの)
の7つになっています。
(2)保有空地の幅
保有空地に必要な幅は、指定数量の倍数等によって細かく規定されています。
全てを網羅する必要は無いと思いますので、
製造所のみ覚えておけばいいでしょう。
①指定数量の倍数が10以下 3m以上
②指定数量の倍数が10以上 5m以上
今回はここまでです。
次回からは、製造所等の細かい設備基準等に触れていきたいと思います。